年間の貯金額が2,500円だったとき、仕事を辞めました。
夫の収入だけになり、その後の生活や老後資金、何かあった時の貯金が心配に・・・。
どうにかして少ない収入でも不安なく生活したい!ということで、家計の見直しをすることにしました。
「家計の見直しはしたいけど、何を見直せばいいの?」
「見直しが成功した人は何を見直したの?」
家計の見直しをした方がいいとは聞くけど、何から手をつけていいか迷っていませんか?
収入が一馬力になってから貯金できる体質になれた私が、実際に行なった家計の見直しについて解説します。
何を見直したか、どういう順番で見直したか、見直した結果どうなったかがわかります。
家計の見直しをした項目
私が実際に見直した家計は次の4つです。
- 電気代
- 通信費
- サブスク
- 家賃
【1.電気代】から順番に見直しをしました。
見直しと言えば「まずは固定費から」というのが鉄板ですよね。
手をつけやすい食費から見直ししてしまいがちですが、ここはやはり固定費からが正解でした。
電気代
私の場合、電気代がとても高く「なぜ、こんなに電気代かかってるんだろう・・・?」という疑問から見直しが始まりました。
どうやって見直しをしたかというと、手順は次のとおりです。
- 過去1〜2年分の電気代をチェック
- 電力会社のホームページで電気使用料をチェック
- 家電の消費電力をチェック
まずは過去の電気代をチェック。
面倒でしたが【いつから電気代がぐんと上がっているのか】を調べるために必要でした。
過去の電気代をチェックした後は、電力会社のホームページで電気使用料をチェックしました。
電気使用料をチェックした理由は、基本の電気料金が値上がりしていたのかどうか?を確認するためです。
【過去の電気代】と【基本の電気料金】の確認ができれば、何が問題だったのかがわかります。
自分の使い方の問題なのか、電気料金の問題なのか・・・
電気料金の問題ならば自分だけじゃなく世間も同じように電気代が上がっているはず。
反対に自分の使い方の問題なら、どういう使い方が電気代をアップさせていたのか調べなくてはいけません。
そして電気代が高くなった時期を振り返り、家電の使い方はどうだったか?何か変わったことはなかったか?記憶をたどりました。
私の場合は「電気代が高くなった頃からカビが気になり除湿機をよく使うようになった」ということが分かりました。
除湿機を3台フル稼働させていたのです。
除湿機の消費電力を確認し、その時に初めて消費電力が大きいことを知りました。
念の為エアコンの消費電力も確認しましたが、エアコンは猛暑ですから使わないわけにいきませんので、使い方に問題はないと判断しました。
除湿機が原因だと気づいてからは、3台から2台に減らし、フル稼働ではなくタイマーを活用することにしました。
除湿機の使い方を改めてから数ヶ月、電気代は見事に減りました。
半額ほどまで!
これには本当に驚きました。
無知って怖いなとも思いましたが、気づけてよかった!とも思いました。
これで電気代の見直しは完了です。
通信費
我が家の通信費は以下の3つ。
- 光回線
- 夫のスマホ
- 私のスマホ
光回線はどの会社でもさほど大きな差はありませんのでメインで見直すのはスマホの料金です。
何をどう見直すかというと
- 現在の毎月の利用料金
- 毎月の通信量(何ギガくらい使っているか)
- ひと月にどのくらい通話するか
利用状況を把握した上で、自分にあった料金プランがある携帯事業者を探します。
私の場合
- 通信量は毎月1ギガ以下(ほとんどWi-Fiの環境下にいる)
- 通話はほとんどしない(するとしてもLINE通話で事足りる)
- 夫の通信量は毎月3ギガ以下(仕事でスマホを触る暇がない)
- 夫の通話はひと月だいたい15分程度
携帯事業者は「格安SIM」などで検索し、比較サイトではなく各社のホームページで詳しく確認しました。
比較サイトは数社しか比較していないところほとんどで、どこも同じ会社を比較している印象でした。
比較サイトに取り上げられていない携帯事業者もたくさんありますので、面倒でも各事業者のホームページを確認した方が自分に合った事業者を見つけることができます。
携帯事業者をいくつかピックアップしたら、同じ事業者で光回線のサービスが提供されているかチェックしました。
スマホと同じ事業者が光回線サービスを提供している場合、セット割があるかどうかもしっかり確認しましょう。
光回線に関してはスマホと別の事業者で安く利用できるところはないか?という視点でも探しました。
光回線とスマホの料金がわかったら「通信費のトータルはいくらになるか?」で検討していきます。
- セット割を適用してトータルいくらか?
- 光回線とスマホを別事業者にした場合トータルいくらになるか?
- 家族全員同じ事業者がいいか、別々がいいか?
通信費としてのトータルが安くならなければ、家計を見直す効果が薄れてしまいます。
スマホの使い方は家族であっても一人一人違うはず。
セット割があるから全員同じ事業者で!と思っても、その事業者のプランに合わない使い方をしている家族がいるかもしれません。
その場合は、一人はセット割のある事業者のスマホにして他の人はそれぞれ自分に合った事業者を探すと、トータルで安くなる可能性があります。
もし、家族全員が同じ事業者にすることで割引額が大きくなり、使い方としてはちょっと合ってないけどトータルで安くなるよ!という場合はそちらを選んだ方がいいですね。
我が家では結局以下のようになりました。
- 夫のスマホと光回線をセット割で利用
- 私のスマホは単体で使い方に合った事業者を利用
見直し前は光回線もスマホもすべて大手通信事業者でまとめていましたが、その頃と比べると通信費が3分の1ほどになりました。
各事業者のホームページを確認し一覧表を作って・・・と見直しには時間と労力がかかりましたが、通信費が3分の1まで減ったことで見直しの大きな効果を実感できたので、やってよかったとつくづく思います。
サブスク
あなたはどんなサブスクを利用していますか?
サブスクって便利で楽しいものがたくさんありますが、実は必要ないものも継続してしまいがちですよね。
特に忘れやすいのが、携帯ショップで契約するときに割引になるからという理由で契約したサブスク。
「初月無料で1ヶ月経過したら解約してもらって大丈夫なんで!」って言われて入っちゃうんですよね。
我が家も携帯ショップの契約時にはもれなくサブスク契約していました。(1ヶ月後にちゃんと解約するときもあれば忘れてしまうことも・・・)
その他に浄水器や動画配信サービスを使っていました。
本当に必要なサブスクならとても便利でいいサービスですが、もし必要ないものまで契約し続けていたら毎月の支払いだけがかさんでいってしまいますよね。
現在我が家が契約しているサブスクは、好きなドラマが見放題の動画配信サービスひとつです。
本当に必要なものを厳選しました。
引き落としやクレジットカードの支払い明細などを今一度確認して、必要のないサブスクはないかチェックしてみましょう。
家賃
毎月の支払いで一番大きなものが家賃(住居費)ではないでしょうか。
金額も大きい上、引越しという大変なことがありますので、見直すものがいよいよもってなくなった一番最後に見直しをしました。
家賃が1万円下がれば、年間12万円浮きます。
下がる金額がさらに千円でも多くなれば、年間でかなりの支出を抑えることができます。
家賃を見直す際のポイントは
- いくらくらいの家賃にしたいか
- 築年数はどのくらいまで許容できるか
- 周りの環境も踏まえて内見する
- 築年数と家賃は相応か
私の場合、いくらくらいの家賃が理想か?は現状の収入から決めました。
家賃が収入の何%を占めるか・・・?パーセントで考えました。
- いくらまでなら出せるか
- いくらが理想か
- 理想の家賃で快適に暮らせそうな物件は実際にあるのか
これらを踏まえて時間をかけて物件をたくさん見ました。
理想の家賃を目指すと古くて住めそうにない・・・とか、住みたいと思える物件だと家賃が安くない・・・とか。
同じような築年数の物件でも家賃に差があったりもしました。
自分の感覚で家賃相応の物件かどうかを大切に選びました。
せっかく家賃を下げても暮らしていけないような環境だった場合、また引っ越さなければいけなくなりますから、そこは妥協せずにじっくり考えました。
結果、12,000円のダウン。
年間144,000円です。単純にこの金額は貯金できることになりました。
家賃を下げるのはハードルが高いですが、金額が大きいだけに下げた時の効果は絶大ですね。
家計の見直しをした結果
- 電気代
- 通信費
- サブスク
- 家賃
以上4項目を見直しした結果、いくら減ったのか?
全部でだいたい3万円ほど毎月の出費が減りました。
電気代が変動するのでだいたい平均した金額です。
毎月3万円だとしても年間にすると36万円です。
見直しをするだけで36万円貯金できてしまう。
何もしなければこの分の貯金は0円ですから本当に効果が大きいと感じます。
見直しは一度やってしまえば、その後しばらくは効果が続きます。
様々な変化に伴って再度見直しが必要になるまでは何もしなくてOK。
大変な作業ですが試す価値は大いにあります。
少ない収入の中で上手に暮らし、心に余裕を持てたらいいですね。
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